車両の製作 2


500形の製作 (2013~)


P-6(100形、1500形)に続き、阪急旧型小型車の500形の製作記を記そうと思います。
実は、現役時代より実物を見たことがありませんが、戦前阪急旧型の特徴がコンパクトに凝縮された500形が愛らしく、製作してみることにしました。

今回は、製作の進捗に従い掲載してゆきます。(不定期です^^) お暇のあります方お付き合いくださいませ。



■このモデルの走行シーンです。下記動力装置を6連で3つの自作ギア、3つのモーターで走ってます。(2014.4.6追記)

https://www.youtube.com/watch?v=8bXjQseqHwA



動力装置の設計


前作までは天賞堂のパワートラックを使い全軸集電化の加工をして走らせていましたが、今回は新しい動力装置に挑戦したいと考えていました。ある日インタネットでブラウズしていたら、自作のギア装置で自由に走らせている人に出会いました。記事を読めば読むほど自分で挑戦したくなり、ついに実行に移してしまいました。「三毛猫のプラ鉄路」と題するブログで、部品やボディをCADで設計、プラ板をクラフトロボで切削し鉄道模型を楽しんでおられます。

http://p-mikeneko.cocolog-nifty.com/blog/cat23247100/index.html

私はCADもクラフトロボも持っていないのですが、この方が掲載されている寸法図を基にハンドメイドで挑戦することとしました。ご本人にご連絡差し上げ記載の快諾を得ましたので記したいと思います。寸法や製作手順は三毛猫さんのブログをご参照ください。試行錯誤の結果としての詳細な寸法と製作手順が記されています。私もその製作手順に従って組み立てました。とても深く考察されたと思われるユニークな工法で、誰にでも的確に組み立てられるよう考えられています。作っていてなんども「ほーっ!なるほど。」と感動してしまいました。



CADもクラフトロボもありませんから、0.5mm厚のプラ板に定規とペンで図面に書かれているように罫書き、切ったり穴をあけたりしました。2.8mmなどの微妙な指定寸法はズバリ「目分量」です。(^^



 沢山作ってしまうのは癖のようで、どうせ切るならいっぺんにやってしまおう、という貧乏性からです。設計図通りに何種類かの板片になったものを分かりやすいように袋に分けました。



 板片を手順通りに張り重ねたりして3台車分の材料を並べてみました。



ギアとして使用するものは写真に写っているものです。この中の右の袋のウォームギアと左の袋のピニオンギアを使います。



タミヤセメントでギアBOXの組み立てを始めます。






このような形に接着して車軸、車輪、ワッシャー、ハトメ、ピニオンギアを順序に従って差し込みます。この部分の設計(考え方)と手順が非常にユニークです。




 ピニオンギアの穴の内径が2.0mmなので、車軸径が2.0mmのカツミとエンドウの車輪を利用します。日光モデルの車軸は太いのでこの設計では使えません。写真は絶縁されている方の車輪を外したところです。



 組み立てているところです。ピニオンギアの位置合わせが肝でしょうか?



 こうしてまずは2軸のピニオンギアセットが出来上がりました。



作業途中の写真を撮り忘れました。上記ピニオンギアの上から今度は2.0mmφの真鍮丸棒に串刺ししたウォームギア軸をはめ込みます。この写真の状態で完成です。このギアボックスの下部はプラ板で塞がれていますが、このように上部は解放しています。この方が注油・グリスアップ等メンテナンスがしやすいと思います。 



 フクシマのFMギアと並べてみたところ。既製品のギアを使っているのでかなり大きいです。



 早速モーターを繋げ回転させてみます。しっかり回ってくれます。このモーターとの相性もいい感じで電車に使うギア比としても適度にスロー走行も可能な様子です。各摺動部分にタミヤの「セラグリスHG」を充填させたところ、滑らかに回るようになりました。音もかなり静かになりました。


動作が確認できたので量産に入ります。今回は3セット作ることにします。
 使い終わった割り箸に両面テープを貼り付け、そこに部品を貼って黒色に塗装します。




スプレーで黒くしました。



写真に写っている部品を使って台車に組み込んでいきます。台車は「天賞堂KS33L」。ボルスターはウォームギア軸の逃げを確保するため、「エンドウMPボルスターEセット」を使用しました。このボルスターには集電ラグを取り付けるための1.7mmのネジ穴が開いていますので、今回はこのネジ穴も活用しました。天賞堂のこの台車とこのエンドウのボルスターを使うと通常より車軸の長い車輪を装着しないと、落っこちてしまいます。なので、他メーカーより軸長のあるサカツウのビボット軸車輪を使うことにしました。動力台車にピボット軸は本来邪道ですが、ペーパー車体であることで金属製より軽量で、今回集電は自作のラグで車輪踏面より直接取ることにしますので採用しました。



台車にフクシマ「軸受けメタル」を打ち込みます。


2.5mmのピンバイスドリルで穴をさらい、、、


軸受を挿入します。

出来上がり。
写真右部はピボット軸を装着した量産1号です。 



動力台車からも集電するため、写真のような集電シューを作りました。篠原模型店の「極小タグ」に0.4φの燐青銅線のはんだ付けしました。ネジ穴が1.4mm用だったので丸ヤスリで穴を拡げました。



































































































これをエンドウのボルスターEタイプに1.7mmネジで固定します。

反対側は取り付け部を絶縁する必要があるため、絶縁ワッシャーを挟み、ネジ穴へはなんと楊枝を突っ込み瞬間で固着させ、頭を切断するというなんちゃって工作です^^。



そして、両方にコードをはんだ付けしました。



反対側の台車も集電加工し、早速床板のテストピースに付けて走らせてみたところ、良好な走りっぷりでした。



気を良くし(笑)、一度試してみたかったプラ板床板の設計をしてみました。



これはこれで鉛ウエイトで補重すると軽快に走ったのですが、ボディとの組み立てをどうするか、で散々悩み、結局写真の上に映っているような木製に落ち着きました。



とりあえずアイデアをメモ書きし、



木片を所定の寸法に切って,



このようにして木工ボンドと瞬間接着剤の併用で組み立てました。固着後の強度は問題なさそうですし、この方がモーター穴をくり抜いたりする手間が無く、綺麗に仕上がります。



今回はこんな形で行くことになりました。でもよく考えるとわざわざ床下モーターなのになんでこんなでっかい古臭い鉛ウエイトを使うのでしょうか?動力台車ではない方にも載せるつもりです。。あれれ。何回も走らせて見て、台車上に補重するのが一番効果的で、今回のこのモーターと自作ギアでの理想的な重量が250g前後だという結論となり、結局このスタイルとなりました。外に持ち出し他人様のレイアウトでスムーズに走るのが目標で、やはり鉄道模型は走ってなんぼ、と実感したからです。ペーパーボディ側での補重も考えましたが、出来るだけ下半身に重量をかけ走行を安定させたかったというのもあります。武骨ですがこれも鉄道模型らしくっていいなと思います。





ボディの設計


まず、各種資料から500形の情報集めをします。500形31両の全容を知るために100形の時と同様、C#毎にそれらの特徴を整理してゆきます。一目でわかるように絵を描き、どの資料から索引したかをメモしました。


同時に、当時の編成が書かれている文献から各時代の編成表を書いてみました。


各C#の特徴、当時の編成から自分の製作する車両を特定してゆきます。走らせる時の事を考えると2連でトコトコもいいな、長編成もいいな、500形だけでの編成してみたいな、等々妄想(笑)が膨らみます。模型を製作する前のこの作業は実に楽しいものです。頭の中は昭和40年代の心象風景と当時の香り、それに自分の空想から来る北多摩電鉄のストーリーが加わってわくわくしてきます。鉄道模型作りの原動力は、きっとこのあたりにあるに違いありません。



で、妄想の結果、次のページに今回作るC#6両とその編成の特徴を書き記しました。500+501(1次型)、512+513(2次型)、528+529(3次型)計6両を製作するととし、さらに各2両ユニットを3連化するための3両追加で製作し、合計9両を作ることにしました。但しこれは今までの経験で模型製作を進めているうちにあやふやになり、失敗してプランを変更したりC#が変わってしまったり、挙句の果てはフリーランスになってしまったりすることが多々あります(笑)。




作図/切り抜き


いさみやの「車体製作用方眼用紙」に水性のロットペン(商品名・・・COPIC MULTI LINER 0.05)で線を引いていきます。今回は外板0.4mm厚、内板に0.3mm厚を使い、これを二枚重ねにしてボディを作ることにしました。外板と内板の紙の目を直交させるため、紙の使い方を外板は縦に、内板は横に罫書きます。紙に印刷されている”方眼紙”の字の方向をよく見ると分かると思います。こうすることで貼りつけ後の反りを最小限に抑えます。紙の目を同方向に取ってしまうと、乾燥後でも弓なりに反ってしまうことがあります。今回は15m車ですからそんなに神経質になることはないのですが、20m車くらいになるとさすがに気になります。ボディ補強の3x3角材を接着すれば矯正できるのですが、意外と紙の反りの力は強く箱状に組み立てて完全乾燥後にじんわり反って来てしまったりします。



切り抜きは写真に写っているデザインカッターとステンレスの定規で切り抜いていきます。




切り抜き終わったら、タミヤのSURFACE PRIMER Fineを両面に吹付けます。このあと#600の耐水ペーパーで表面をならしておきます。そうすることで切り抜き時のバリやめくれなどを取り除けます。



その後、一両づつ切り離し、外板と内板を接着します。今回は2枚の板状にしたものを一発で接着することにしました。内板は最後に接着する窓枠部分を避けるように設計しました。これら2枚をタミヤセメントを全体に塗り、一気に貼り付けます。結構緊張します。^^



張り付け終わったらすぐさまガラスでサンドイッチにして、上から重しを載せて乾かします。一応一晩置きますが、その間に何度も「反ってないかなー」と開けたり閉めたりしてます(笑)。



貼り合わせ終わり乾燥し終わったところ。




一方窓枠は今のうちに仕上げておきます。ボディーが仕上がった後に窓枠を貼りつける工法です。
今回は写真のスプレーの色を吹付け、乾燥後艶消しのスプレーを吹き付けました。



出来上がった窓枠を切り取る前に100均で購入した透明下敷きに張り付けてしまいます。ボディー完成した後窓枠を貼り、窓ガラスの材料を貼り付け、、、、、という作業が私にとっては非常にめんどうくさいので、窓枠+窓ガラスを一体にしてパーツ化してしまいます。多分こうしておくとボディ完成後、ぺたっと張り付けるだけで作業が終わるのではないかと今回トライしました。貼り付けはスプレーのり(ゴム系)を使ったのですが、これが大失敗。糊が表側に回ってしまい、とても汚くなってしまいました。半乾きの時に楊枝の先で根気よく取りましたが、却って手間がかかってしまいました。(泣)



張りつけ後に切り取ります。



組み立て


いよいよ組み立てに入ります。写真を撮り忘れましたが、この時点で3x3角材をボディー側板の上下に接着しています。この側板と妻板を木工用ボンドを使ってイモ付けします。P-6製作記の中で解説しましたように、ボンドの赤い先端部を熱し、細く出るように加工しています。これを側板端部にたっぷり付け、妻板と付き合わせます。



イモ付けですが、写真にあるように側板、妻板双方の端部の仕上げを段々になるようにのりしろを作ってあります。今回妻板は3枚重ねで作りましたので、外・中・内と左右に0.5mmづつ段々が出来るように設計しました。こうすることでこの後の角Rの加工の強度維持に貢献しているかな、と思います。ちなみに阪急旧型の製作では実車の角R程度でしたらこのイモ付け方法(ロコモデル工法)で十分対応できます。加工時のヤスリがけさえしっかり出来れば精度の高いRを作ることが出来ます。



接着後、車体に歪みが出ないように、上から重しを載せて乾燥させます。



乾燥したら今度は隙間に瞬間接着剤を充填していきます。側面・妻面とのイモ付け部分、角材とボディとの隙間、外板と内板との隙間などにとにかく充填していきます。充填が進むにつれボディが固く堅牢になっていくのが実感できます。使用している瞬間接着剤が指先で簡単に出方をコントロールできて便利なのですが割高なのが難点です^^。



このように内側からも至る所に流し込んでいきます。特に妻面はヤスリでR加工をしますから念入りに充填しておきます。



箱になりました。この時点ではまだ左右の補強用の梁や床板取り付け用の梁は接着していません。ボディ上下の3x3の角材も妻板までは伸ばしておらず、あくまで妻板・側板の4点でのみで接着されています。この状態である程度の強度があるか、歪んでいないか、側板が反っていないか、を確認します。




床板の工作

材料は厚さ3mm、幅30mm、長さ900mmのアガジス材です。これをボディーの長さにあわせて切断します。



次にカンナを使ってボディー寸法に合うまで幅を作っていきます。カンナを裏返しにして固定し、材料のほうを動かして削っていきます。500形の場合、実測で28mm-αなので、幅30mmのアガジス材を狭めて使うことが出来ますが、前作のP-6ですと実車の車体幅が2700mm以上あり、模型実測値で32mm+αとなるため、30mm幅の材料に3x3の角材を木工用ボンドで接着し幅を33mmにして同様にカンナで削り幅を合わせていきます。幅合わせは全くの現物合わせ。いちいちボディーに嵌めてみて収まりのいいところで合わせます。


幅を合わせたら今度は前面のカーブに合わせてヤスリでカーブを作っていきます。これも何度もボディーに合わせ、切りのいいところでOKとします。私の工作精度では、一両一両微妙にカーブが違っているので、これも現物合わせです^^。なので、合わせ終わったらボディーと床板におそろいの番号を付け、後の工作時にすり替わってしまわないようにします。


出来上がりはこんな感じです。以上がモーターの付かない車両の床板工作でした。


つづいてモーター車の床板工作です。図面に従って材料をカットしていきます。


使った材料は3x3檜棒、厚さ2mm幅20mmの檜材、厚さ3mm幅20mmの檜材です。


幅20mmの材料を左右から3x3の角材でサンドイッチにして接着する方法で組み立てました。つまり車体幅方向に合計すると20+3+3=26mmとなります。挟み込む材料自体がもともと20mm(プリカット)ですから、正確な寸法で接着出来、きれいに仕上がります。この写真には写っていませんが、ボルスター部分も20mm幅の材料なのでピタッと収まります。接着には木工用ボンドを使いイモ付けします。乾燥後さらに瞬間接着剤を流し込んでおきました。で、よく考えたら26mmでは幅が足りません^^。最後に左右から1x3檜材を貼り込み、幅を28mmにしてから、モーターなし車同様カンナで削り幅を出しました。


とりあえず6両分の床板が出来上がりました。





屋根板の工作


まず図面から模型化する寸法を書き込みます。



今回罫書きに使う定規です。「曲がる定規」。定規は曲がっちゃいけないんですけど(笑)。100均をうろついているときに見つけました。面白そうだから購入し、今回屋根板の罫書きに使うことにしました。



こんな風に曲がります。屋根板は中心線を正確に罫書くのがとても難しいです。このやり方では到底正確に測れないのですが、今までの定規よりは随分使えます。ほかのやり方も今までいくつか試してみましたが、結局このやり方に戻ってしまいました。


中心線を6両分書き込みました。





このように地道に鉛筆で罫書きました。本当に正確に罫書くのはほんと難しいです。


罫書いた線の上に今度はベンチレータの取り付け穴、ランボードの足用の穴の位置をポンチでどんどん打っていきます。



こうして6両分打ち終わりました。阪急の旧型は屋根上のランボードが特徴で、これが模型化ではとても重要、以下も面倒なわけで、何とか量産効果を出してささっと行きたいと考えています。次にランボードの足をホチキスの針で量産する方法をご紹介します。


ランボード足の製作


うまく説明できるか、自信がありませんが「どうやってるの?」というお話もあるので、私のやりかたを写真で解説することにしました。あまりにいい加減なので笑わないでください。^^

材料として使うのはホチキスの針です。それと工具として使うのは、万力、ステンレス定規3枚、プラスティックハンマー、ニッパーです。


まずこのように万力を使って、ホチキスの針のコの字形の片方を伸ばしてしまいます。




一寸分りずらいですが、ホチキスの針をステンレス定規の間に斜めに挟み込み、この状態のまま万力を締め上げます。ステンレスの定規を使うのは万力のあごが平たくないためで、ここを平たくするアダプターがあれば、こんな面倒くさい細工は必要ありません。定規が痛まないか心配です。。。。^^



締め上げている途中です。



ギュッと締め上げるとこのようにホチキスの針は真っすぐ立ちます。



取りだすとこんな形になっています。




今度はこの針をさかさまに写真のように挟み込みます。



そしてこの針が出っ張っているところめがけて、プラスティックハンマーでたたき曲げます。この時写真で分かるように(分かるでしょうか?)ステンレス定規を二枚重ねにしてたたき曲げた時にコの字形の幅がランボードの幅(2.5mm)になるようにしています。



これが叩き終わった後です。





これを取り出すとこんな格好になっています。



これを今度は手に持ったまま端からニッパーでプチンプチン切っていきます。この長さはランボードの屋根中央側の足の長さです。全くの目分量で全部が同じ長さになるように注意しながら切っていきます。



こんな感じです。


そうすると写真のような妙なものが一度に沢山出来上がります。この使用方法については、屋根を組み立てるときに説明します。とにかく安価に大量に、ある程度正確に(他とのばらつきが少ない)出来るということで、この材料と工法となっています。



屋根板の整形


前回穴あけまで済ませた屋根板の端部を整形します。この作業も本来ボディに接着してからでよいのですが、接着してからだとどうしても加工する間に力が入りすぎてボディの窓柱を曲げてしまったりボディに傷を付けてしまったりするので、ここまでは屋根板単独の状態で行います。



妻部のカーブ作りに使っているのはDIY店で売っている#180程度のヤスリです。写真のように持ち手が付いていること、ヤスリの幅が屋根板の幅以上あることでとても使いやすいです。これで一気にごしごしして大方のカーブを出していきます。




ボディと合わせながら作業を進めます。



大体このくらいになったらよしとします。まだこの時点でボディの四隅は削っていません。




屋根板の接着


いよいよ屋根板をボディに接着します。この接着には木工用ボンドを使っています。



貼りつけました。



ボディカーブの整形


屋根板がしっかり接着できたら、次に四隅を削っていきます。平たい板に#240の耐水ペーパーを貼り付け、角をめがけて板をあてがいうまく角に丸みが付くように上下に動かしながら削っていきます。ここは完全に目分量です^^。写真とにらめっこしながら、それらしく見えるまで削ります。


紙が露出したところには瞬間接着剤さらさらタイプを途中でしみ込ませ、さらに研ぎ進みます。


連結面の角も同様に削ります。この時屋根板との整合性も同時に整えておきます。なだらかにカーブが繋がるように耐水ペーパーを当てます。



ということで6両分頑張りました^^。これでようやくボディが箱になりました。



ランボード足の取り付け


次に先に作って置いたランボードの足を取り付けます。 写真をご覧ください。



ずぼっと入れて、最後に瞬間接着剤を穴にしみ込ませて固定します。穴は0.5φです。


 

下塗り



屋根を取り付け、ランボードの足を付けた時点で、一度全体にプライマーを吹いておきます。
今回は写真に写っているタミヤの"SURFACE PRIMER Fine"のグレーと白を使いました。なぜ2色かには理由はなく、単に手持ちがこれだったからです。割り箸の先に文房具やで売っているクリップをエポキシ接着剤で取り付けたものを多数用意してあり、これにボディーの梁を咥えさせ、片手に割り箸、片手にスプレーを持ってしゅっしゅっと吹付けます。色んな方向から一度に吹けてとても便利です。上塗り/仕上げまで全てこの方法で塗装しています。



このような状態になりました。

 

 

雨どい/キャンバス止め表現

生ボディの仕上げが大体済んだら、次にボディのディテール表現に移っていきます。最初に屋根と側板の間にある帯(雨どい)の製作をします。500型は1次車、2次車は全鋼車、3次車は半鋼車で屋根の形状(シェイプ)と雨どい/キャンバス止めの形状が異なります。そのあたりの表現にも留意しながら製作しました。まずは雨どいとキャンバス止めの表現です。


まず1次車と2次に車関して雨どい(屋根板と側板の間の帯)表現を"Strip Styrene, #8102 0.28mm x 0.56mm"で行いました。写真に写っている材料です。




雨どいの材料を所定の位置に置き、マスキングテープで一端を仮止めします。






次にこのあたりに”タミヤEXTRA THIN CEMENT"を流し込んで一部を固定します。従来のシンナーを流し込んで接着するやり方と同様です。こうすることでボディのサーフェーサー、材料はスチレン(プラスティック)ですから、プラモデルの流し込み接着と同様の効果が得られます。



材料の一部が固着したら、今度は反対側に少し引っ張るようにして位置を決めます。材料にテンションを与えることできれいにまっすぐに伸びた雨どいを表現することができます。そのほかにもウインドシルやウインドヘッダーなどボディに張り付ける長手方向の帯をきっちり直線に張ることは完成後の精度感に繋がってきます。ボディの手摺などの表現は今回も省略しますが、この帯類の表現(直線性)は手を抜かずしっかりとやっていきます。


材料を、この写真でいうと右の方向に引っ張りながら、接着剤を左方向へつつーっと流し込んでいきます。材料にテンションをかけながら同時に接着剤を流し込むのはコツと慣れが必要ですが、うまくいくと気持ちの良い直線が表現出来ます。この後、この側面が接着できたら妻面に巻くようにさらに接着を進めます。ボディを手に持ち、材料にテンションをかけながら接着剤を流し込むやり方は変わりません。その後今度は向こう側の側板に回して接着していきます。材料は一本では足りませんので、適当な位置で終り、新しい材料でその続きを貼って行きます。このようにしてぐるりと一周、屋根とボディの境目に張り付けて完了です。


1次車のパンタ側(左)と、なし側(右)の表情です。1次車は全鋼車で屋根も金属で出来ていますので、パンタ側(左)は、パンタ周りの屋根に絶縁布(キャンバス)が張られています。その止め帯を表現してみました。雨どいの帯のさらに上に"Plastruct #90709, MS-10 0.3mm Square Rod"を張り付けました。今回初めての試みですが、果たして表情の違いを描けるのでしょうか。。。




横から見るとこのような感じです。


一方3次車のほうは、半鋼車で屋根は木製で屋根全体にキャンバスが張られています。また雨どいの形状も全鋼車とは違い二段になっていますので、最初に"StripStyrene#102, 0.25mm x 1.0mm"を貼り付けてから、その上に0.28mm x 0.56mmの材料を重ねるように貼り付けました。


実物写真をよく見ると、1,2次車(左)と3次車(右)は表情が違います。幕板(窓上部から屋根までの間)の寸法が3次車のほうが長く見えます。このため模型では3次車のボディの高さを、1,2次車より1mm高く(29mm)設計しました。トータルの高さは変わりませんから、その分屋根板を通常の5mmから4mmにかんなとサンドペーパーで修正し、見た目の薄さを表現してみました。 


前面幌枠の製作



阪急旧型車の幌枠は、各メーカーから発売されている幌枠パーツでは幅や長さ、上部のR寸法が微妙に合わず、いつも自作しています。大変面倒な割に、決め手を欠く出来栄えで手作業なためばらつきも多く、いつももこの表現には頭を悩ませています。ただ模型の前面の形を作りだすのに、幌枠は重要なパーツで、特に上部のRなどは阪急らしい顔付きを作るのに非常に重要なので、毎回頑張って自作しています。
使用する材料は0.8mm角の真鍮角線です。



何回か試作し、出てきた寸法をノートに記しておきます。




これを所定の寸法に切断します。


コンロの火であぶります。特に上部Rを作る中心部分を重点的にあぶります。





やっとこを使い線材をくわえて、このように指で曲げていきます。


今度は同様に左側を曲げていきます。



このような形のものが沢山出来ました。この時点で幅があわないもの、上部のRがうまくないもの、歪んでしまったもの等が沢山出来てしまいます。。。歩留まりが悪いです(泣)。。。


さらに下部も折り曲げ、幌枠らしき形になりました。



ドアヘッダーの製作

この部品も自作に手間のかかる部分です。が、下記の方法で地道に作っています。

使うのは沖野彫刻が発売している鉄道模型ペーパー工作用の彫刻刀の1.5mmと2.0mmRの二種類です。材料は0.3mm厚のいさみやの工作用紙です。


工作用紙をドアヘッダーの幅にまず切り出し、その上部に2Rの彫刻刀で丸みをつけます。


もう片方も同様に切り込みます。




方眼を位置決めに使用しながら今度は内側を1.5Rの彫刻刀で切り込みます。


同様に反対側にも。


紙を上下逆さまにし、今度はデザインカッターと定規を使って、内側の左右R部分を繋ぐように切り取ります。


もう一度紙の上下を逆さまにして、写真のように右から左に(私は左利きなので)一直線に切り落とします。


そうすると、ドアヘッダー1枚の出来上がりです。


この作業を延々と繰り返し、1両でドアが4つx6両=24枚、つまり最低24回はこの作業に没頭します。失敗作があるので、今回は計40回繰り返しました(号泣)。もっとほかにいい作り方があるような気がするのですが、残念ながら思いつきませんでした。形もいい加減でなんだかな、の出来ですがないよりはましなので我慢します。


それを一つづつ、TAMIYA EXTRA THIN CEMENT(流し込みタイプ)を使って貼りつけました。


パーツの取り付け

ボディが大体出来上がったところで、今度は小物パーツを取り付けていきます。
前照灯は昔ロコモデルで購入したライトを横から支持するステーまで一体で表現しているホワイトメタルパーツです。反射板の部分がメタルの地肌のままなので、ここをコンパウンドを使って磨きます。使ったのはモデラーズのコンパウンド(2000番)、半分に切った綿棒、100均で購入した乾電池式のモーターツールです。綿棒の紙棒をしっかり咥えてくれるので重宝しています。これを使ってぐりぐりします。





そうすると中をご覧のように鏡面仕上げにすることが出来ます。これを4両に取り付けました。





一方、残り二両は従来型の後ろでステー支持するタイプですが、写真を見ると台座が桁状についていますのでこれも表現してみました。


テールライトはエコーのパーツを使いました。


だんだんと顔が出来てきました。


看板掛けの表現は、小さなプラの帯の切れ端を貼り付けるだけです。写真のようにカッターの先にとり、裏にTAMIYA CEMENTを塗り、目分量でエイや、取り付けます。この位置が違うと表情が大きく変わってしまうのでちゃんと図って接着すればいいのですが、いつも目分量で済ませてしまいます。あとは渡り板を接着すれば全面の部分は大体完成です。


こんな感じになりました。


あとは側面に行先表示板受を適当に貼り付けたりして、、、


ようやくボディ部の造作が完成に近づきました。

一度この段階で全体にサーフェーサーを吹き付けておきます。今回ランボード、ベンチレータの塗装を屋根に接着してから同一色でするか、別に塗装し屋根塗装後に接着するか、まだ決めかねています。。。



ランボードの製作


材料は0.5mm厚のプラ板です。これを幅2.5mmに短冊状にカッターで切断していきます。プラ板は滑りやすく、罫書きも難しいので、写真の写真のように、二枚のステンレス定規を合わせ、段差が2.5mmになるようにマスキングテープで固定します。そしてこの段差をプラ板に合わせて端から切っていくと2.5mm幅のプラ短冊が沢山出来ます。


こんな感じになります。


これらをあらかじめ作って置いたランボード足の上に接着していきます。接着には”ボンドSUウルトラ多用途クリア”と瞬間接着剤を併用しました。このボンドの接着剤はべたべたし若干使いづらいのですが、接着力はゴム系より強く、エポキシ系に近い接着力があると思います。2液を混ぜる必要もなく手軽に使えます。




全部張り終わったところ。阪急旧型の特徴でもあるランボードですが、こうして数を作るのは骨が折れます。



パンタ周りはこんな感じでしょうか?



ランボード上の細かな表現は0.5mm幅の”IC TAPE”で行いました。


結局塗装はとりあえずランボードまで組み立ててから、プライマーサーフェーサーを吹きました。




これでようやくボディの下地作り完了、かな?


下回りの工作


あらかじめ作って置いた動力台車はこんな感じです。台車は6両とも天賞堂のKS33Lジャンクモーターにフライホイールを装着し、自作のギアへシリコンゴムで伝達する方式です。ウエイトは旧式のものを台車の真上に置く予定です。集電は0.4φの燐青銅線を使って全輪集電としました。


これが集電ラグです。


台車の軸受は全車軸ともカツミの軸受メタルを埋め込み、サカツウの軸の長いピボット軸車輪を使用し、転がり性能を上げます。


モーター車の下回りです。モーター部が大きいので、中央に配置し、車体幅が狭いので床下機器はエコーモデルなどの汎用パーツをの奥行きを小さくしてモーター部と干渉しないように取り付けていきます。


ブレーキシリンダなどは後ろ半分をヤスリ取って取り付けました。結構面倒くさい作業です。


一応6両に台車を履かせてみました。なんか電車になってきました^^:



台車には排障器の表現もしてみました。


部品の塗装・妻面の工作


パンタグラフの塗装です。時代考証がでたらめになってしまうのですが、本形式が昭和20年代に装着していたTDK-Cの一本シュータイプを最晩年の銀色に塗装し装着することにしました。今は廃業してしまったフクシマ模型の買い置きストックです。



パンタ台をプラ棒で作りました。




ベンチレータの塗装です。年次によってベンチレータの形があったり、最晩年は他の形に載せかえられたりしていますが、今回は代表的な川崎型ベンチレータ(モデル8No.1103W)を全車に採用しました。


乗務員室ドア下ステップの工作です。





奇数車の妻面(前面)に付いているジャンパBOXをプラ棒で作りました。下からケーブルを差し込むように設計し、0.7φの穴をあけました。ジャンパケーブルが「ブラン」と垂れ下っている表現にいつも悩むのですが、今回は以下のような方法で作製しました。



0.7φ位のビニールケーブルを床板に穴をあけて差し込み接着し、それを穴をあけた金具を通して前面に出します。


こんな感じです。



あらかじめ接着したジャンパBOXの穴に差し込むとこんな顔付きになります。コードが青いのは、その辺にあった配線用のコードを流用したからで意味はありません。


なぜか他の2台は赤色です。^^




6両こんな感じになりました。


ボディ下塗り2


模型屋で錆色のサーフェーサを見つけたのでこれを吹きつけてみます。これを阪急マルーンの下地とします。


相変わらず外に出て行ってしゅーっっとやっております。近所のみなさんごめんなさい^^:





それをすかさず部屋に持ち帰り、乾燥させます。




下塗りを終わり本塗り前の顔です。 


下回りの塗装

一旦組んだ下回りを再度分解し塗装の準備をします。この前の段階で組み付けた状態を確認していますので、C#毎に組み付けるパーツを間違えないように袋に分別しておきます。



下塗りとしてプライマーサーフェーサを吹きつけたところです。



その上からTAMIYAスプレーの"オーシャングレー2 AS31"を吹きつけたところです。モーターも全部いっぺんにグレー一色です。


ボディの上塗り・墨入れ・ドライブラシ


茶色のサーフェサーの上から阪急マルーン(グリーンマックス 32番)を吹付けます。実は買い置きのものから使おうと思い、十分に撹拌したのち一気にスプレーしたところ、塗料のダマが飛び散りぶつぶつになってしまいました。泣く泣く乾いてからサンドペーパーで磨き直し再度新しいスプレーを買ってきてやり直しました。購入後6年以上経っていたスプレーでした。やれやれ。。。 
今回新しく買ってきたGMのスプレーは半艶消のマルーンでした。昔のものは艶ありだったと記憶しているのですが、、、それともこの湿気で”カブって”しまったのでしょうか。3回上塗りしましたがいずれも”半艶消”でした(笑)。



いつもなら艶消しクリアーを一度吹付け、艶を抑えてからこの工程に入るのですが、今回艶が消えているので、この状態からドライブラシをかけました。ハンブロールのエナメル塗料(#63)を穂先を短くした絵筆に付け、それをもう色が付かなくなるくらいまでボロ切れに擦りつけ、その穂先を今度はボディに向けてパタパタします。



エッジに塗料がかすかに乗り、ディテールが浮き出てきます。



上がドライブラシ前、下がドライブラシ後。今回は控えめにしました。写真で違いが分かるでしょうか?ボディのエッジに塗料が付き、ドア、シル、ヘッダーなどがより立体的に表現されています。プラモデル、ジオラマの世界では一般的なこの技法は、何故か鉄道模型ではあまり見かけません。蒸気機関車の完成モデルでは”XXフィニッシュ”と称して存在しますが、電車モデルでは殆ど見かけません。
阪急のような濃色かつ単色の車体は模型だとどうしても表現が単調となってしまいますので、敢えてこの表現方法を採用し、車体の立体感・物質感を強調しています。ドライブラシに使用する塗料の色は試行錯誤し、上記色味にしています。ボディエッジ部の”キャッチライトの表現”ですから無彩色(グレーなど)の明るい色がいいのか、と思いますが、私は仕上がり後の好みで明るい茶色(キャメル)を使っています。この方がどぎつくなく自然に収まります。プラモデルの世界では色味を順々に明るくしながら何度かドライブラッシングするようですが、私にはその根性はありません^^。



台車も墨入れのあと、ドライブラシしました。塗料は写真に写っている色味で、グレーより若干茶系に振れた色味です。墨入れは今回横着してタミヤの"Panel Line Accent Color"の黒を使ってみましたが使いやすかったです。


車番つけ・ドアガイドレール表現

車体の3か所に付いている車番の表現です。この表現にはこだわりがあって幼少の頃、阪急の旧型車両の先頭車の貫通ドアに大きく張られていた白字の大きな車番がいつも目に飛び込んできて、まだ形式の見分けもつかない子供心にはとても印象的でした。他の鉄道会社にもこの表記法はあまり多くなく、阪急旧型の大きな特徴であり魅力だと感じています。なのでここは手を抜かずしっかり表現しています。マッハ模型から出ているエッチングの”阪急車番”を白で塗装し、それを切り離し、写真のようにマスキングテープを細切りにしたもので位置を固定します。その後、ひっくり返して楊枝の先に取った木工用ボンドを点付けしてボディに貼り付けます。



目分量で測った(笑)位置めがけてぺタッと貼り付け、そっとマスキングテープを剥がします。ボンドの接着とこの後吹付けるトップコート(クリア塗装)で乾燥後は結構な強度になります。前もって貼り付けボディ塗装後色挿しする方法よりも綺麗にかつコントラストもくっきりと表現出来ます。



ドアガイドレールの表現です。模型屋などに売っている裏に糊の付いている極薄のアルミシートを番手の細かいサンドペーパーで艶を抑え、それを出来るだけ細くカッターで帯状に切って使っています。このガイドレールの表現もマルーン一色のボディに”画竜点睛”の部分で、この表現でボディにしまりが出て来るように思います。



こんな感じとなりました。また例によって乗務員室の手摺は省略しています。その表現に毎回なぜ興味が無いのでしょうか。自分でもよくわかりません^^;
このあと、ボディに艶消しクリアを吹付け、あらかじめ作って置いた窓枠+窓ガラスを入れいよいよ完成となります。



6両を一気に作業するのは骨が折れます。しかし連なって走る姿を想像すると心が躍ります。


塗料


最後に今回上塗り仕上げに使った塗料を挙げておきます。写真に写っていないものもあります。

ボディ・・・グリーンマックス”阪急マルーン”#32、ハンブロールエナメル#63(ドライブラシ用)、モデラーズレーシングカラースプレー”艶消しクリア”(ボディ艶消しクリア塗装用・絶版品)
下回り・・・タミヤカラー”オーシャングレー2”#AS-31、ハンブロールエナメル#28(ドライブラシ用)、タミヤ”パネルラインアクセントカラー”黒(墨入れ用)
屋根周り・・・ラストオレウムプライマー”ペインターズタッチ”赤(屋根色・米国製)、タミヤカラー”NATOブラウン”#TS-62(ベンチレータ色)、同”ダルレッド”#TS-33(屋根補機類色)、ハンブロールエナメル#63(ランボードドライブラシ用)、造形村”フィニッシングパウダースプレー”(屋根艶消しクリア塗装用)
上記のうち、阪急マルーンの旧型車の車体表現用として、モデラーズの艶消しクリアを愛用しています。半艶と艶消しの間くらいのニュアンスで、かつ非常にキメの細かい表現が出来、以前より大変気に入っていたのですが、残念ながら現在は流通しておらず、私の手持ちも今回のものでなくなってしまいました。 一方、屋根艶消しに使った造形村のフィニッシングパウダースプレーは、元々
フィギィア用として開発されたもののようです。商品名に”パウダー”と謳うだけあり、完全艶消しですが肌感を損なわない微妙なニュアンスが残り、ディテールが浮き立ちます。定番のクレオスの艶消しもかなり強い艶消しですが、これに比べても造形村の艶消しの度合いは強く、一方でキメは細かいです。艶消し吹きつけ後にエコーのウェザリングホワイトを刷り込んだ感じ、とでもいいましょうか。。。。(すみません、わかりにくいですね。。)
なので、ボディ用として使うなら、ナローゲージの鉱山用ディーセル+トロッコみたいなところでしょうか?阪急旧型車両でいえば、ボディのフィニッシュには向かない気がしますが屋根仕上げには最高、ということです。メーカーさんのこだわりを感じます。


完成





 構想から約一年。ようやく阪急500型6両が完成しました。時代考証は結構ばらばらで、能勢電や広電に譲渡され、生涯を閉じるまでの一番格好いいと思った部分のいいとこどりの模型化になりました。台車は竣工時のKS-33が格好いいなとか、パンタは昭和20年代後半の一本シューがはまりだろ、とか、下回りは晩年のブルーグレーを再現してみたい、などなど、かなり乱暴な模型化でしたが、ここ北多摩電鉄ではこの6連を定期運用に就け、その魅力を後世に伝えたいと考えました。



以上。