北多摩電鉄
-阪急電車の模型たち-
北多摩電鉄とは
昭和45年。大阪で万国博覧会が開催された年です。その頃小学生だった私は、学校から帰るとランドセルを玄関に放り投げ、近所を走る阪急電車を毎日のように眺めに行っていました。「大人になったら電車の運転手になるんだ!」と夢見ながら、沢山の人たちを乗せて力強く駆け抜けていくマルーン色の電車たちを飽きることもなく見ていました。高度経済成長の真っただ中、人々は、万国博のテーマであった「人類の進歩と調和」になぞらえ、その”明るい夢に満ちた未来”が必ず訪れることを信じていた時代でした。
そして、あれから四十年が過ぎました。私はあの時代に忘れ物をしてきたことに気がつきました。それは”明るい夢に満ちた未来”を生きるために一番大事にしなくてはならなかったものです。
私は、その忘れ物を探し出す旅に出ることにしました。
北多摩電鉄は、あの時の夢や想いをもう一度感じたい、という気持ちで創りはじめた架空の鉄道会社です。昭和40年代にこだわり、あの時感じていた空気感にこだわり、ゆっくり時間をかけてその忘れ物が何であったのか、を1/80のミニチュアの世界の中で見つけてみたいと思っています。
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